検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
写真は外部の防水シートの検査に伺った時のものです。
防水シートの留付けタッカー全ての下に何か付いているのが見えます。施工担当者様にこの施工についお聞きしました。「これはステープルとプラスチックキャップが付いている規制品で、タッカーからの雨水侵入を防ぎます。また、打ち込まれたプラスチックキャップが、ハウスラップの強い保持力と気密性を向上させ、ハウスラップを流れ落ちる雨水の構造躯体への侵入を防いでいます。」との事でした。一般的な住宅では、防水シートの留付けタッカーは打たれてもそのままの状態でいる事が多く、このように止水処理をされる事は少ないの現状です。雨漏れは建築工事の施工業者にとって非常に怖い現象です。そのリスクを施工段階から少なくして行こうとする努力は必要だと思いご紹介させて頂きました。
写真は配筋検査時に撮影したものです。
配筋は縦横数多くの鉄筋を組み合わせて基礎の形にしていきます。その際、結束線(針金のようなもの)を用いて鉄筋を固定していきます。
しかし、通常行われる結束では緩んできて鉄筋がズレたり、脱落してしまったりする事があり、鉄筋に対して重要で必要なコンクリートかぶり厚さにも影響する事となります。
今回の施工ではこの結束線での固定が縦横にズレを起こしにくい強固なものとなっております。結束は一棟で数千箇所となるのですが、多方に跨がせる結束は時間が掛かります。
手間を惜しまない施工に確実に行おうとする意識の高さが伺えます。(No.142)