検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
鋼製床束の下部の写真です。
一般的な施工は専用接着剤を土間コンクリートに塗布後、鋼製床束の底部分を接着するまでで施工完了ですが、撮影しました現場の大工さんは床鳴りをしないようにとこだわりを持っていて、さらに土間コンクリート部分にコンクリート専用のビスを打ち、床束の外れ防止をしていました。
施工会社 株式会社匠建ワークス
写真に写っています土台に昔の大工さんの“教え“があります。
出角の所にほぞ穴があり、ここは通し柱が鎮座するところです。
通し柱がい又9に納まってから、右側土台が基礎から少し出ていますがこの部分(角)を切るのです。こうすることによって何が良いかといいますと土台傷めないのです。最近プレカットといって工場で木材を先に加工して現場で組み立てることが殆どになりましたが、このような角はあとで切るからと言えば写真のような材料が現場に運ばれてきます。
何も言わなければ角は切られ、ほぞ穴の右側の木部分は15ミリ程度しか残らなく、通し柱のほぞが入った時にほぞ穴は広げられ15ミリの木部分はほとんどひびが入るか、割れてしまいボンドで接着補修するというような残念なことになってしまいます。
何十年も経って育った木材をうまく活かす先人の知恵はさすがです。
施工会社 山の木の家