構造系

天井下地組み

ホームリサーチ写真は2×4工法の住宅の天井野縁の状態です。

2×4工法住宅の1階の天井の仕様は2階の床根太の下端にに直接プラスターボードを打ち付ける工法を取っているビルダー様が多く見られます。ただこの工法は上の階の音(人が歩く音、生活音等)が下の階に直接響き渡ります。これは、床根太と直接施工された天井下地が丁度、太鼓張りの状態になり、音が響くようになる現象です。
こちらのビルダー様の仕様は、1階の天井野縁を2階の床根太と縁を切るため、防振吊木(天井から黒く見える材)を使用し、下の階に上の振動が伝わらないように工夫されています。

これは過去の経験から教訓として考えられた工法で、このビルダー様も以前には無かった仕様です。過去の経験からより良い工法を取り入れる勇気は必要だと思います。

チェックもここまでするとすばらしい!

ホームリサーチ

ホームリサーチ上段は、柱脚柱頭の柱金物の施工指示が柱に貼られている画像です。下段は筋交いプレートの施工検査OKが判るように黄色い丸シールが貼られています。いろいろなチェック方法があると思いますが、当初 赤ペンキスプレーでされていましたが、どうも見栄えが良くなかったことでマークの仕方を考えられたとのことでした。見えない部分のチェックになるのですが、見えない部分までこだわられたすばらしい見える化の表れだと感じました。
(NO.298)
施工会社 株式会社トーワホーム

金物のチェック

晴れ

ホームリサーチ写真は木造在来工法の住宅の金物検査に伺った時の1枚です。

木造住宅の金物は膨大な量を使用します。大工さんも自分で締め付けた金物を全て把握出来ないと思います。当初金物を設置し仮締めを行い、後に本締めを行いますが、写真のように締め付けた金物をペンキでマーカーを付ければ締め付け忘れ防止になります。
また、内装下地の施工前に行うことによって緩んだ金物の増し締めにもなります。

手間がかかりますが、それを指導している施工管理者がすばらしいと思います。

丁寧なお仕事

ホームリサーチホームリサーチ

この写真は金物検査時に撮影した写真です。

面材への釘めり込みがほとんど見受けられませんでした。
(釘のめり込みがあると耐力が低下し、期待している強さを下回ることがあります。
多くの現場は釘打ち機で釘を打ちますが、材料の種類や機械の空気圧によって釘の施工精度が変わります。(空気圧が弱いと釘の頭が飛び出てしまい、金づちで面を揃える手間が増えるなどの理由から、強めの空気圧にされることが多いのが現状です。))

又、こちらの現場は現場内が整理整頓され、清掃が行き届いており、2階の階段開口部には落下防止の手摺も設置され安全管理に対して対応されていました。

様々なところで配慮を感じることの出来る現場でした。

綺麗な現場は仕事が丁寧なことが多いです。
他のビルダー様にも是非まねをしていただきたいと思う現場でした。
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施工会社 新潟 株式会社ホーメックス