検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
基礎配筋の検査時の写真です。
最初お伺いした時は判りませんでした。砕石でも敷けば足元は汚れないし、タイヤも埋まるとか、タイヤに土は付かないのではと思いましたが、基礎の配筋を見たときに気づきました。なるほどと!配筋状態を見て、綺麗!この日は雨が何日かぶりにやっと晴れたのですが地面は泥状態、靴に泥がついてどうしょうもなかったのです。でも鉄筋は全くと言っていいほど綺麗でした。職人さん達がブルーシートの養生の上を歩き、基礎内へと!気が付く監督さんの現場、これからが楽しみです。
施工会社 エスジーユーホーム株式会社
建築の多くの検査項目として、最重要事項の一つに鉄筋のかぶり厚の確保がチェックされます。
かぶり厚の基準は、土に接する部分は60o以上、その他は40o以上と決められています。
施工写真は基礎主筋・縦筋に直接結束線で固定されてはいませんが、雑鉄筋に結束して主要な鉄筋からはかぶり厚40o確保されて基準はクリアされていました。
よく見落とされる部分ですが、基本部分を理解されている監督さん・職人さんのレベルの高さを感じます。
さらに施工レベルアップのために樹脂製のスリーブホルダーを使用されると、確実にかぶり厚が確保でき、見栄えもよく品質の良さをアピールできるのでは。
施工会社 愛知県 青山建設
これは基礎のアンカーボルトをセットしたところの写真です。桟木の下に見えるものがアンカーボルトで、桟木を貫通させて左右の固定をしています。そして、桟木の上に置いてあるかのように見えるものが、土台の固定のためにアンカーボルトを締め付ける金物です。この金物を締めたり緩めたりすることでアンカーボルトの高さを調整しているのです。ミリ単位での調整も簡単にできます。アンカーボルトを鉄筋に結束するだけの施工では微調整はできません。また、コンクリートを流し込んだ際、左右にぶれたり、沈み込んだりしてしまう事もあります。それが正確な位置、高さで設置されるのです。建物にとっても良い事ですし、後で施工する大工さんにとっても気持ちのいいものだと思います。木工事の時にだけ使われる物が基礎施工時にも利用されている。お金をかけずに一手間かけた工夫した施工といえます。
施工会社:東京都(株)ベルクハウス
通常、私共の配筋検査では80〜100箇所ほどの部位をチェックをすることになります。
配筋の仕方など、細部にわたってかなり細かくチェックしますので、普通はどこの現場でも程度の差はあれど、1つや2つは何かしら指摘事項が出てしまうものです。コチラは、「指摘事項0」の配筋工事の現場写真です。鉄筋に歪みや傾きなどもなく、通りがまっすぐに整然と組まれているのがお分かりいただけますでしょうか?非常にキレイな配筋工事ですね。
それに加え、通常、2階建ての木造住宅で使用を求められる鉄筋よりも、太い鉄筋が標準仕様として使われていたのも高ポイントです。
コンクリートを打って隠してしまうのがもったいないくらい。これも技術レベルの高い職人さんによる施工の一例です。
施工会社:神奈川県(有)トータルハウジング久野