No.63の記事

天井下地組み

ホームリサーチ写真は2×4工法の住宅の天井野縁の状態です。

2×4工法住宅の1階の天井の仕様は2階の床根太の下端にに直接プラスターボードを打ち付ける工法を取っているビルダー様が多く見られます。ただこの工法は上の階の音(人が歩く音、生活音等)が下の階に直接響き渡ります。これは、床根太と直接施工された天井下地が丁度、太鼓張りの状態になり、音が響くようになる現象です。
こちらのビルダー様の仕様は、1階の天井野縁を2階の床根太と縁を切るため、防振吊木(天井から黒く見える材)を使用し、下の階に上の振動が伝わらないように工夫されています。

これは過去の経験から教訓として考えられた工法で、このビルダー様も以前には無かった仕様です。過去の経験からより良い工法を取り入れる勇気は必要だと思います。