下地系

クロス割れ軽減

ホームリサーチ経年変化、下地材乾燥、または振動などによるクロス割れ・・
建物を新築し、入居を始めてしばらくするとこのようなクレームが多々おこります。
ひいてはその部屋全体のクロス張り替えという事態に・・大きな補修費用が発生してしまいます。
通常のパテ処理では中々防ぎ切れません。
この現場では石膏ボードの継ぎ目部分にボードジョイントという継手材を使用し、クロス割れを軽減しています。
現場での手間と費用がかかると思いますが、先を見越しての丁寧な仕事だと思います。(NO.368)
施工会社 桑原木材株式会社

内装下地のひと手間!

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写真はクロス下地検査にお伺いしたときの一枚です。
こちらは下地にプラスターボードを利用する場合に使う寒冷紗テープ(コーナービード)です。
寒冷紗テープは、壁や柱などの出隅部分に取り付け、仕上がりを綺麗に見せる、物があたっても破損しないように保護するため利用されます。

最近の内装仕上げには、板張り、クロス貼り、珪藻土、EP塗りや漆喰塗りなど様々なものがありお客様の希望やご予算に合わせてたくさんの選択肢からご提案しているかと思いますが一般的にはプラスターボードを下地に、ビニールクロスや珪藻土、漆喰塗りが多くあるかと思います。

引渡し後のお客様からのクレームで、常に上位にランキングされているのが、壁材のシワやヒビ割れ、不陸などです。これらはプラスターボード下地の挙動などが原因で起こります。

今回の寒冷紗テープは、パテを補強するものでプラスターボード下地の挙動を防ぐものではありませんが、出隅においては目地を割れにくくし、シワなどの軽減に効果があります。

専用の補強材や資材などは、用途や使い方など理解し正しく使うことでその効果を十分に発揮します。これらを上手に使い、また施工の工夫をすることで『クレーム無しの家』を目指しましょう。

繊維系断熱材の施工

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ホームリサーチ通常、グラスウールなどの繊維系断熱材は、表面の防湿層であるビニールがとても破れやすく、また材料そのものが、柔らかい袋状の形状をしていることもあって、かなり気を配って取り付けを心掛けなければ、ちょっとした隙間や、ズレなどが生じやすいのです。

写真の現場では、防湿層であるビニールの留め付けをシワの無いように満遍に行い、適切な断熱性能が発揮できるような取り付けがなされています。

今回は、そういった施工に加え、壁に棚や備品などを取り付ける為に予め入れておく木の下地材部分までを
防湿層で覆うようにして施工されている現場がありました。(上の写真向かって右側壁のビニールの中にうっすらと木が見える部分)

このような納まりにするためには、一度断熱材の防湿部分と中味の断熱材部分を切り離して壁に先入れしてから、
再度上から防湿ビニールを貼りなおすという二重の手順を踏まなければなりません。
繊維系の断熱材における防湿機能の大事さをきちんとわかってみえる職人さんの仕事ですね。

施工:神奈川県 デックス株式会社

サッシと防水工事

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写真は、サッシの下側を写したものです。
黒く見える部分が、捨てルーフィングといってサッシの下側に予め敷き込み、
サッシのレール部に溜まった雨水が溢れたり、レールの継ぎ目から万が一、水が返っても
室内や壁の中に入り込むことを防ぐ役目をします。

通常、サッシ下にこの捨てルーフィングを敷き込んだ場合、サッシを固定する
釘やビスは直接このルーフィング部に打つ事になるのですが、
この材料は、釘穴程度では水がほとんど入らない素材構造になっています。

しかし、こちらの現場では、「念には念を」と言うことで
そのビス貫通部にまで、コーキングを打って止水状態を万全にしてあります。
コーキングを打つだけの簡単な仕事に思えるのですが、実際に実施している現場はなかなか見かけないですね。

施工会社:デックス株式会社 神奈川県