2011年6月

伝統の技!

ホームリサーチ

ホームリサーチ上の写真は柱面で土台がカットされていますが、ほぞ穴は半ほぞの加工がされています。よく使われるほぞよりは長手が短く土台の端の部分をより多く残して土台をいじめない工夫がされています。下の写真は土台の交差部分ですが、蟻継ぎとホールダウンボルトの穴とさらにここでよく使われるほぞ穴を加工したら土台に無理が掛かります。そこでこの現場の大工さんは、ほぞ穴を半ほぞにして、さらに土台を伸ばす(角つき)という伝統的な加工をされていました。これなら通し柱が建ったとき土台に無理が掛からず、素晴らしい軸組みになることでしょう!(NO.298)
施工会社  山の木の家

防水の徹底施工!!

ホームリサーチ1枚目の写真は防水検査時の写真でバルコニーの立ち上がりから内部までFRP防水が巻き込んであるのが確認出来ます。




ホームリサーチ2枚目は外部より腰窓の廻りを撮影した写真で下部をゴムアスファルトで先貼り施工されています。雨漏りの原因はサッシ廻り、設備の貫通部が大半です。写真に掲載はしていませんが、ダクト廻り等も塩ビ製の専用材料が使用されており、防水へのこだわりを感じます。又、他の工程の検査でも感じたのですが、金物、釘一本の施工に至っても非常に丁寧な施工がなされており監督さん、職人さんの努力の結晶を感じた現場でした。(No.247)

施工会社 徳島県 株式会社 山口智己建築アトリエ