検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
外壁透湿防水シートには、巾3メートル×50メートルと巾1メートル×40メートルの2種類の製品が有りますが、巾3メートルの透湿防水シートを仕様とすることでジョイントを少なくし、さらに全ての重なり部分に専用テープを貼られ、この工程だけで止水が完璧な状態にされていました。更にサッシ開口部の窓台には先張り伸縮防水シートが施工されていて、よくある漏水原因に揚げられる開口部周りの止水施工方法には工務店様の前向きな姿勢が感じられました。
(NO.298)
施工会社 株式会社 エムズアソシエイツ
プラスターボードの貼り方に工夫が見られますが分りますか?
2×4工法で建物を建てられる方にとっては当たり前のことですが、開口部の入り角部分でブラスターボードの加工に一手間掛けられ、L字にして貼られています。このような施工をすることで、クロスのしわや切れを作らない、また塗り壁の場合はヒビを走らせないという施工上の工夫です。この施工方法をしたのが在来工法の建物であることにこだわりが感じられました。
(NO.298)
施工会社 株式会社 エムズアソシエイツ
鉄筋のジョイントは、強度、手間、コスト的にもなるべくなら少ない方が理想です。
ただ現実的に現場で組み立てを行う以上、鉄筋のジョイントは至るところで発生します。
この写真は、ベタ基礎のスラブ筋のジョイント部分です。
どちらの写真も、D13の配筋で継ぎ手の定着の長さが40d以上確保されており、問題はありません。
では2枚の写真、どこが違うのでしょう?
片方は、隣り合う鉄筋のジョイント部分が千鳥に配筋されていました。
RC造の梁や柱の隣り合う鉄筋のジョイント部分は、位置や定着長さなど細かく決められていますが、床盤の配筋に至っては、取り決めはありません。
どこまで強度的に影響するのはわかりませんが、『どちらがいいの?』とお客様に聞かれた場合、どう答えるのでしょう。
工務店様、基礎屋さんの『ひと手間』心遣いがわかりますね。