検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
上段は、柱脚柱頭の柱金物の施工指示が柱に貼られている画像です。下段は筋交いプレートの施工検査OKが判るように黄色い丸シールが貼られています。いろいろなチェック方法があると思いますが、当初 赤ペンキスプレーでされていましたが、どうも見栄えが良くなかったことでマークの仕方を考えられたとのことでした。見えない部分のチェックになるのですが、見えない部分までこだわられたすばらしい見える化の表れだと感じました。
(NO.298)
施工会社 株式会社トーワホーム
経年変化、下地材乾燥、または振動などによるクロス割れ・・
建物を新築し、入居を始めてしばらくするとこのようなクレームが多々おこります。
ひいてはその部屋全体のクロス張り替えという事態に・・大きな補修費用が発生してしまいます。
通常のパテ処理では中々防ぎ切れません。
この現場では石膏ボードの継ぎ目部分にボードジョイントという継手材を使用し、クロス割れを軽減しています。
現場での手間と費用がかかると思いますが、先を見越しての丁寧な仕事だと思います。(NO.368)
施工会社 桑原木材株式会社
写真はクロス下地検査にお伺いしたときの一枚です。
こちらは下地にプラスターボードを利用する場合に使う寒冷紗テープ(コーナービード)です。
寒冷紗テープは、壁や柱などの出隅部分に取り付け、仕上がりを綺麗に見せる、物があたっても破損しないように保護するため利用されます。
最近の内装仕上げには、板張り、クロス貼り、珪藻土、EP塗りや漆喰塗りなど様々なものがありお客様の希望やご予算に合わせてたくさんの選択肢からご提案しているかと思いますが一般的にはプラスターボードを下地に、ビニールクロスや珪藻土、漆喰塗りが多くあるかと思います。
引渡し後のお客様からのクレームで、常に上位にランキングされているのが、壁材のシワやヒビ割れ、不陸などです。これらはプラスターボード下地の挙動などが原因で起こります。
今回の寒冷紗テープは、パテを補強するものでプラスターボード下地の挙動を防ぐものではありませんが、出隅においては目地を割れにくくし、シワなどの軽減に効果があります。
専用の補強材や資材などは、用途や使い方など理解し正しく使うことでその効果を十分に発揮します。これらを上手に使い、また施工の工夫をすることで『クレーム無しの家』を目指しましょう。