検査員が「これは凄い!」とうなった施工方法をや技術・・・・
チェックの方法は色々あると思いますが写真のような方法は誰が見ても一目瞭然でこの建物はきちっと管理がされていると判ります。設計図書と照らし合わせて、図面通りの金物配置を確認してマーカーされた画像です。現場で工務店の姿勢を物語る良い方法だと感じました。
施工会社 六原建設株式会社
この写真は、建物完成間近の仕上げ材の養生状態を撮影したものです。一見するとよく分かりませんが、実は床から壁立ち上がり下の巾木という木材の材料の手前まで床が的確に養生されています。
施工現場によっては、大工さんの施工がしやすい、というような理由で少し不完全に床養生されている場合もありますが、建物完成までは、決して仕上げの床材を傷つけません!という強いメッセージが伝わってくるようです。
よく見ていただくとドア枠も何気ないですが、黄色の養生材で材料搬入時の傷が付かないように細かく配慮されています。もちろん、土足厳禁ですね。
施工会社 株式会社大塚工務店
上記の写真は、葉書程度の厚みのあるアクリル板を一本一本の無垢板の床材の間にあてがい隙間をわざと空けて、床板貼りの施工中のところです。
何故、このようなことをするのかと言うと、無垢材は自然の環境に非常に影響されやすく、反ったり割れたり伸びたり縮んだりとまるで生き物のようです。だから木にも逃げるところを作らなければ非常に使いにくい住宅になってしまいます。
とくに南、西の日当たりの良いところに使用されるときは丁寧な仕事が要求されます。
長年培った大工職人の技と知恵が木の暴れを押さえ、木造の良さをお客さまに実感していただけるとことと思います。
施工会社 丸共建設株式会社
ベランダサッシの下、FRP防水との取り合い部分を撮影しました。少し見にくいですがグレー色のコーキングがされているのが解りますか。コーキングが施工される順番として先ずベランダのFRP防水施工をします。次にサッシの取り付けですが、取り付ける前に防水とサッシの取り合う部分に十分な量で捨てコーキング塗布します。次にサッシをコーキングの上から押し付けるように取り付け、サッシの付属のビスで固定をしてビス回りにもコーキングで止水処理で完了となります。この写真はコーキングを塗布する前に余分なところにコーキングがついて汚くなるのを防ぐために一手間掛けてマスキングテープを貼り、サッシ取り付け後にヘラで余分なコーキングを均しながら除去する、そしてマスキングテープを取るとこのように綺麗な施工ができます。またマスキングテープを使用する良い利点はヘラを使ってコーキングを押し込めるというところです。塗布しただけでは中まで充填されたかは判りません。ぜひ利用をしてください。
ここの工務店はこの施工が一例では無く、一つの現場の見えないところ全てに気配りがされていました。
施工会社 ヤマシタ工務店